その後、主はアブラムに仰せられた「あなたは、あなたの生まれ故郷(カラン)、あなたの父の家を出て、わたしが示す地(カナン)へ行きなさい。」
アブラムは主がお告げになったとおりに(ロトムと一緒に)出かけた。
アブラムは、自分に現れてくださった主のために、そこ(カナン)に祭壇を築いた。
それからアブラムはなおも進んで、ネゲブのほうへと旅を続けた。
さて、この地には(激しい)ききんがあったので、アブラムはエジプトのほうにしばらく滞在するために、下って行った。
エジプトにはいろうとするとき、アブラムは妻のサライに言った「あなたが見目麗しい女だということを私は知っている。エジプト人は、あなたを見るようになると、この女は彼の妻だと言って、私を殺すが、あなたは生かしておくだろう。どうか私の妹だと言っておくれ。そうすれば、あなたのおかげで私にもよくしてくれ、あなたのおかげで私は生きのびるだろう。」
サライは美しいのでパロの宮廷に召し入れられた。
パロは彼女のために、アブラムにもよくしてやった。
しかし、主はアブラムの妻サライのことで、パロとその家をひどい災害で痛めつけた。
パロはアブラムになぜサライがアブラムの妻であることを告げなかったのか(だからパロはサライを妻として召し入れてしまった)と言い、パロはアブラムとサライとアブラムのすべての所有物を送り出した。
う~む。アブラムが誰かわからなくなりかけてました。
家系図的に言うと、アブラムの父はテラ、テラの父がナホル、ナホルの父がセルグ、セレグの父がレウ、レウの父がペレグ、ペレグの父がエベル、エベルの父がシェラフ、シェラフの父がアルパクシャデ、そしてアルパクシャデの父がセムである。
ロトはアブラムの兄弟ハランの子(つまり、テラの孫)である。